東京栄養サミットに向けた取り組み
東京栄養サミットに向けた取り組み紹介
1. 東京栄養サミットについて
(1) 東京栄養サミット基本情報
日本政府主催の「東京栄養サミット」は2020年に開催される予定でしたが、新型コロナウィルス感染症拡大を踏まえつつ、延期開催を検討しています。
本サミットは、ロンドン五輪を契機にスタートしたもので、今回で3回目を迎えます。本サミットに向け、様々な関連イベントも計画されています。世界中から数々のステークホルダーが集まり、栄養改善に関する熱い議論が交わされることでしょう。本サミットの詳細については、栄養サミット公式サイト https://nutritionforgrowth.org/ をご覧ください。
本サミットでは、取り組むべき5つのテーマが設定されており、特にテーマ2では、「Food:健康的な食事と栄養改善の推進、生産者の生計の確保、気候に配慮したフードシステムの構築」が議論されます。
また、ビジネスセクターの貢献について大きな期待が寄せられ、自らの貢献やビジネス戦略を踏まえたコミットメントの発出が期待されています。
(2) 東京栄養サミット 関連資料
- Vision and Roadmap(ビジョンとロードマップ)
N4G 2021-Vision-and-Roadmap
【NJPPP仮訳】N4G 2021 Vision and Roadmap
サミット開催の経緯、目的、今後の取組等を紹介 - Commitment-Making Guide(コミットメント作成ガイド)
N4G 2021-Commitment-Guide
【NJPPP仮訳】N4G 2021 CommitmentGuide
栄養サミットに参加するすべてのステークホルダーに期待されている「コミットメント」作成のガイドライン - Transforming diets: the appendix(食料システムの変革:付録)
Mobilizing commitments for tranformative change: Diets
【仮訳】変革のためのコミットメントの動員:食
コミットメント作成ガイドにおけるテーマ別コミットメントガイドの付録。 - 2020 Global Nutrition Report(世界栄養報告)
2020 Global Nutrition Report【サマリー仮訳】
栄養サミットにおけるコミットメント検証のための世界の栄養課題の現状に関するレポート - Sustainable Healthy Diets Guiding Principles(持続可能な健康な食事の基本理念)
Sustainable healthy diets
【NJPPP仮訳】WHO/FAO Sustainable Healthy Diets
「健康的で環境負荷の少ない食事」を促進するために、FAO・WHOが作成したガイドライン
(2022.4.21追記)
国立健康栄養研究所が翻訳し、WHOにより承認された日本語訳はこちら。
日本語版「持続可能で健康的な食事に関する指針」 - Better Nutrition For a Healthier Workforce(健康な職場食のためのより良い栄養)
【英文】cgf-gain-convening-paper-better-nutrition-for-a-healthier-workforce-july-2019
【NJPPP仮訳】
GAINとCGFによる「職場食による栄養改善ワークショップ」の報告書 - WHO MOBILIZING AMBITIOUS AND IMPACTFUL COMMITMENTS FOR MAINSTREAMING NUTRITION IN HEALTH SYSTEMS
- Responsible Business Pledge for Better Nutrition(より良い栄養のための責任あるビジネス誓約)
【英文・(NJPPP仮訳)Responsible Business Nutrition Pledge FINAL】
栄養サミットにおける「食」に関するビジネスセクター向けの「コミットメント」作成の参考ガイドライン - Business Pledges(ビジネスプレッジ)
【英文・(NJPPP仮訳)Business-pledges-SMART-commitments】
GAIN(Global Alliance for Improved Nutrition)が日本企業のコミットメント作成のために用意した参考資料 -
「東京栄養サミットにおける日本の食品企業等による栄養改善事業推進のための支援業務」委託成果品 追加
東京栄養サミットに向けたより多くの企業コミットメントのための提言(分科会まとめ)
コミットメントが国際的に評価されるために(分科会1 日本食)
コミットメントが国際的に評価されるために(分科会2 減塩)
コミットメントが国際的に評価されるために(分科会3 たんぱく質)
たんぱく質不足による課題と国際目標
コミットメントが国際的に評価されるために(分科会5 健康経営)
健康経営とWorkforce Nutrition Programmeの比較
コミットメント作成チェックシート
チェックシートの考え方
2. 東京栄養サミットに向けたNJPPPの取り組み
NJPPPは発足以来、「アジアに進出する日系企業における職場給食の栄養改善」に取り組んできました。世界の大部分の成人が少なくとも1/3の時間を職場で費やすことを考えると、「職場給食の栄養改善」は極めて重要かつ効果的です。また、サミットにおいて重要な論点となる「栄養不良の二重負荷」についても、従業員の栄養改善の成果は日本の貢献策の一つの指標になると考えています。
NJPPPは、これまでの活動の成果を整理するとともに、そこで判明した本質的な課題や解決の方向性について、引き続き検討し、実証的に取り組むことで、持続可能な栄養改善事業の実現を目指していきます。
※2019年度までの活動については「活動報告」をご覧ください。
また、本サミットで期待されているビジネスセクターのコミットメントについて、NJPPPでは日本企業の積極的な取組を国際社会に対して、効果的なメッセージとして発信するための官民一体となった支援を行っています。その活動についても紹介して参ります。